こんばんは。
先ほどsnsでも告知した通り、2022年11月19日(土)に、新しい音源が出ます。
タイトルは「フラワー・ピリオド」
全6曲収録です。
弾き語り、バンドサウンド、打ち込み、今の自分で出来ることは最大限表現することができました。
去年の9月くらいからデモを練り上げ、今年から本格的にレコーディングを始めました。
東京、板橋はペンギンレコードの細貝さんと二人で作り上げた作品です。
7年前、音楽活動を始めるまで、夢もへったくれもない日常を過ごしていました。
適当な仕事を見つけては辞め、やっと仕事についても行ったり行かなかったり。
地元の先輩や友達と朝まで飲んで、また次の日は夕方から朝まで。
真夜中、酔いが醒めてくる頃、誰からともなくアコースティックギターで短いオリジナルの曲を即興で出し合うという遊びをしていたくらいで、「自分の唄を誰かに聞いてもらおう!」なんて、思ったことは一度もなかった。
2014年9月、仕事をやめてふらふらしている僕に、地元の先輩が、「来年の俺のイベントにでないか?」と言って来た。
「とりあえず、暇だしやってみるか!」と思い、出演することにした。
コピーを人前で唄うのはなんかいやだな…。オリジナル曲を書いてみよう!
どうやって曲作るんだ??
持ち時間25分ってことは一曲5分で5曲の計算か!
それから3ヶ月くらい、朝から晩までギターにかじりついていた。まだぎりぎりバレーコードが弾けるくらい。
曲はなんとかできたけど、いままで聞いてきた数々の名曲と比べると、全然へっぽこだったので、とにかく出し切ろう、作りまくれ!の精神で、ひたすらに作っていた。
なんとか納得できる曲ができ始め、年が開ける頃には5曲できていた。そこからもひたすらに練習した。
なんとか今までの自分を振り切りたかった。
そんなこんなしてるうちにライブ当日。2015年1月22日。俺の誕生日。
「絶対今日で自分を変えるんだ」
ライブするまでは緊張していたが、いざ始まると、自分の世界の中にいけて、とても落ち着いた。
友達や前の職場の人たちが見てくれている中、25分の演奏を終えた。
音楽活動はこの一回きりのつもりで考えていた。イベントが終わって、少しゆっくりしたら、また適当に働こうと思っていた。
打ち上げの時、「よかったらうちにも出ませんか?」と声をかけてもらった。
金魚というユニットのギター、関根卓也さんだ。
「カールモールというところでたまにブッキングやってます。よかったらやりませんか?」
「一回やってみたいです!」
どうせやることもないし、もう一回やってみよう!
そう思ってブッキングを決めた。
2015年2月、カールモールに初めて行った。
その時に、こういうイベントっていうのは、対バン形式が一般的なんだということを知った。
対バンの中に、パッションパッションパッションのギター、かずくんがいた。
「よかったら今度新高円寺のライナーってとこでライブしない?」
「一回やってみたいです!」
月末、三回目のライブが決まった。
「こういうイベントやるんだけど出ない?」
「やってみたいです」
「来月のいついつやるんだけど出ない?」
「やってみたいです!」
とまぁ、こんな感じで新宿カールモールと新高円寺クラブライナーを往復し始めた。
最初の一年は、ほぼその二箇所しか出ていない。
あっという間に一年が過ぎ、「生形君、もっといろいろなところでやった方がいいよ」と言われ、なんとなく知りあいづてに活動範囲を広げてみた。
特に明確な目標を持ったことがない。
「新しい曲書けたから次のライブでやってみよう」
「バンドやってみたい。バンドでやってみよう」
「やばい曲見つけた。この曲の構成ってどうなってるんだろう」
「超いいライブできた。次はもっといいライブするぞ」
「今日は滑ったな。次に切り替えよう」
そんなこんなを繰り返してるうちに、2019年10月、バンド音源「towel」が完成。
しかしリリースと同時に活動休止。
理由は様々だけど、「とりあえず一旦休もうか」という感じで年を跨ぎ、2020年。
ぼーっとしてたら、コロナが流行り出した。
「潮時か。ライブ活動やめようかな。」
ぼんやり思っていた。
でも、ぽっかり空いた時間。
映画、本、音楽、好きなものにどっぷり浸かっていた。
友達と家に集まったりオンライン飲みをしていた。話すことがなくなるとギターで遊んでた。
「あー、そういえば音楽活動始める前もこんな感じだったな…」
曲を書いて友達に聞かせた。
デモが出来上がったら友達に送った。
2020年からたくさんのことが変わった。
街のムードも、人の印象も変わった。
自分の感覚も変わったのを感じる。
「そっか、人も街もこんな簡単に変わってしまうんだな。よし、今自分にできることを詰め込んだ音源を作ろう!」
そう思い、すぐに細貝さんに連絡した。
本当は今年の4月頃に出したかったんだけど、思ったより作業が難航し、マスタリングまで出来上がったのが、6月。
音源の雰囲気が、暑い季節には向いていないので、時間をずらして11月のリリースとなった。
たくさんの人に届けて行きたいと思っている。
ここ2年で一番ライブをさせてもらっているU.F.O.CLUBで開催します。
ご一緒していただく、た、パッションパッションパッション、オトウトの課題、中川昌利さん。レコーディングしながらずっと呼びたいなと思っていた方々が決まって嬉しいです。ここに関しては、また記事を改めようと思います。
いやぁー、いまからドキドキ、ワクワクです。
是非、遊びに来てください。きっと素敵な日になるでしょう!!
長々と失礼しました!2000文字越えてました。
ここまで読んでくれてありがとうございます。
季節の変わり目や相変わらずなにやら騒がしい日々が続いていますが、ご自愛ください。
また元気で会いましょう。
それでは。