お久しぶりです。こんにちは。
生形拓人です。日曜日ですね。
冷静と情熱のあいだって映画ありますよね。見たことはないのですが、とてもいいタイトルだなぁというか、いいパンチラインだと思います。確か主演が竹野内豊さんだったような…
ごめんなさい。それくらいの知識しかないです。
しかし、まぁ冷静と情熱の間には、一体どんな言葉が当てはまるかなぁということに、思いを巡らせようとブラウザ目掛けてパチパチしております。
いわゆる、「いい音楽」とか「よくない音楽」とか、そういう話を安直にしてしまったりすることがあります。
読書や映画鑑賞、美術観賞に対しても同様に、多少かじる程度の知識の中で「いい作品」とか「悪い作品」とかも同じようにします。
そういう話を友達や知り合いなど内々で話題にすることって往々にしてあります。
その時の気分の、その時の尺度で好き勝手に言い合います。簡単に共感を得られることもあるし、反対意見や視点の違いから議論に発展したりします。
それだけで話が終わることはないけど、割りかし盛り上がった体になります。
しかし、その手の話をした帰り道、ひとりになり会話を反芻すると、それって本当なのかな…とか、確かに共感したけどその見方って実はどうでもいいことなんではないか…とか、うじうじと小さなモヤモヤが湧いてきたりします。
そのモヤモヤは、自分が創作する時にそのまま返ってきます。
その時に話した良い悪いの尺度もそのまま自分に返ってくることになる。
そうなると自分の創作物に対して、自分なりに厳しい目を向けることになる。
そう見ることにより、洗練…?というより、聞いてもらう人と自分の言い分のバランスを取ろうとする。
自分の場合、しばしそれが行きすぎて創作が止まります。
創作が止まると、生活の流れも停滞します。段々空気が淀んで来て、自分が作ったものだけでなく、すべての作品が下らないモノになる。見方が一辺倒になってきて、「良いもの」と「よくないもの」が、限られた「正義」と、その他無勢の「悪」というふうになってきて、自分勝手に裁こうとするようになる。
しかもその状態であることに無自覚ゆえ、どんどん人を遠ざけようとする。どんどん壁は厚くなり、なんて自分は可哀想なんだと歯を食いしばって涙を絞り出します。
なにも創作に限らず、生形拓人という人は、家族から始まる人間関係そのもの、ありとあらゆる全てにおいて、勝手に決めつけて、勝手に裁きます。
そして、最終的には刃を自分に向けて、こんな世界ならなくなってしまえと思う。
とはいうものの、紆余曲折、喧々諤々、今も図々しく生きているわけなのです。
まぁ実に下らないなぁと思いながらも、まとめに入りますと、「〜と〜」や「〜対〜」みたいな構図は古代から続けられてきた物語のテンプレートだと思います。
対立構造を作り、各々の言い分なりストーリーに感情移入し、作品なり人生なりに投影することが、人間の営みの一つであるのかなぁとも思います。(人間と括ると大きすぎるか…)
その間にあるものは普通や通常など中立を表す言葉ではなく、混と沌、混と乱、混と濁、混や惑、美や醜、苦や楽、好や嫌や曖昧模糊。
宇宙で発する色を全て混ぜられたとして発色する色、虹色七色のはざまに見えるような見えないような…見たことあったっけな。
めちゃくちゃでうやむやでよくわからないが、一日という時間軸を当てはめた時、大半の時間は、甲でも乙でもない時間、よく分からない世界を生きている。といことを、やっと自覚しはじめたところです。
高校の担任に「その時の良い悪いなんてなんのあてにもならないぞ」と言われたことがありましたが、その時の自分は「良い方が良いに決まってる。悪いなんて受け入れられるか」と思っていました。
ある状況に対して、手元にある物差しを当て、そこからは選ばないという選択肢も含めて、選択しながら生きています。(マイケル・サンデルさんあたりが言ってたような…?)
小さな個人に訪れる状況なんて、そもそも限られたものしかないかもしれないですが、それでも、手元にある物差しの種類がひとつではない。と常に自分に言い聞かせて、日々を過ごそうと思います。
誰かのスライドショーを簡単に当てにするのではなく、なんとか苦し紛れでもベストな選択をしたいです。
それによって得られた結果も同時にきちんと受け止めたいです。
とても厳しく難しい事だけど、出来うる最大限、そう努めたいと思います。
あー…
そもそも冷静と情熱のあいだって別にそういうことじゃないなぁ。
書き終わって思いました。
映画見てみようと思います。
果たしていい作品なのかな?笑
なんにせよ良い悪いはどんどん話し合った方がいいですよね!
自分の作った作品もそうあって欲しいです…
towel音源↓
最新demo↓
https://soundcloud.app.goo.gl/oGQUmg4yK4WiAwHA8
(聞いてくれ......!!!!!!)
自戒の意を込めて、今日のブログを終わります。
長々と失礼致しました。
弾き語りも定期的にやっております。近々だとこちらから…遊びに来てください。お待ちしております。
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