どうにもならない気持ちが、グルグルと体を回って、どんどん体が怠くなる。
ため息をついたら幸せが逃げていくよ。
だから、息を吸い込んで。
君はそういうけど、呼吸をするのも億劫だ。
こういう日に限って、空はバカみたいに青くて、それだけで眩暈がする。
何も変わらないんだ。
ホームに入ってくる電車を見るとワクワクする。
そんな事は起こらないのだけれど、いつかまた会えると思っていた人の事を、思い出しては悔やむばかりだ。
パッケージに包まれた、キラキラした言葉に惑わされて、人は前に進んだ気になる。
僕は僕のままでいいのに、どうして変わりたいなんて思うんだ。
嘘。
本当の自分なんて分かりっこない。
電車は僕の街まで走る。
でも、僕がそこに帰れるとは限らないんだ。
明日も世界は周るだろう。
例えばの話。