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1990年生まれ。東京都内を中心に活動中。フォークとポップスの間を彷徨っている。名も無い一人のミュージシャンの日常。

3月終わる

どうもこんばんは。

 

3月、終わりますね…

寒い冬、ずっと嫌いだったんですけど、今年の冬は楽しかったです。

 

冬の何が嫌かって日照時間の少なさとそれに伴う寒さで鬱屈とするのが嫌だったんですが、狡賢く、安価な退屈凌ぎを覚え始めてしまったので、冬でもぼんやりと過ごすコツが分かってきたような気がします。

 

何か見てる気がするんだけど、何見てたんだっけ?みたいな感じが居心地が悪かったりします。

 

家の近くのTSUTAYAも潰れてしまい、どんどんプラットフォームに吸収されていく様々なコンテンツを無目的に消費していて、しまいには金の次は時間が惜しいとなって来て、便利になった反面、今まで通りにそういうもの達と付き合おうとしてきた、私の小さな抗争も、そろそろ終わりを告げようとしています。

 

現に、自分もマイペースに作品を作っていて、サブスクリプションサービスで配信していたり、また、一人の消費者としてサブスクリプションサービスを利用しているので、作る側の情熱もある程度理解しているし、聴く側のニーズもある程度理解しているつもりでいる。

 

towel盤を作る時に、たけちゃんが「これからは色々な音楽にアクセスしやすくなるから、時系列を無視して、全ての作品が並列になる。だから絶対に中途半端なものは作りたくない」と言っていて、概ねその通りの雰囲気になってきているのを感じている。

(何回かこのブログで喋ってる事だが、私にとって重要な価値観なので、重複お許し下さい)

 

 

 

 

高校生の時、相模大野で大道芸を見た。

彼女と絶賛喧嘩中で、その日も会っても喋らないような感じだったと思う。

でも、会う約束をしていたので2人でいつもの公園にいこうとしていた時だった。

 

駅のロータリーで大道芸人がパフォーマンスしていた。なんの気なしに2人で見ていると、パフォーマーに促されて、みんなの前に引っ張り出された。

おもちゃの銃を渡されて、俺と戦えみたいな感じだった。

私はあっという間にパフォーマーの雰囲気に呑まれて、手に持っている銃で本気で殺してやろうと思っていた。

対決に相応しい音楽と、動きに対する効果音があり、ごっこ遊びの最上級だ!と思って楽しんでいた。

「ここまで追い詰めた。あとは引き金を引くだけだ!」

バンと引き金を引くと、銃口からお花が出てきて、現実に戻された。

 

大きな拍手を…パチパチと相成り、大道芸人に「彼女を大切にするんだよ」と真っ赤なハートの風船を貰った。

 

(ファンの方にもお褒め頂き、「何かやってる人?」と聞かれて、「サッカー部です」と答えた。多分回答が違うと思う…)

 

振り返り彼女を見て、真っ先に風船を渡しに行くと「かっこよかったよ」と、ニコニコしていた顔は今でも忘れない。

 

そこから大道芸は最後のパートに移り、心を持たないロボットが不意に花を潰してしまい、そこから、モノから彼の元へ変化が訪れて行くという内容だった。

 

(ロボットのぞみさんという方です。時を経てあらびき団などTVでお見かけする機会が増えて嬉しかった反面、僕の隣にはその彼女がいないという甘酸っぱい、苦しい思いもありました…)

 

彼女と僕は2人揃って大号泣して、ショーが終わり、なけなしの投げ銭を入れて、ガラケーで写真を撮ってもらった頃には、もう仲直りして、いつもの公園に向かい、たくさんその事について話し、ハートの風船を2人で持ってプリクラを撮った。

 

 

 

 

時は経ち、期せずして自分も表現をする側に立つ事になり、遠い遠いあの日のことをふと思い出す事がよくある。

 

時は2024年。私の手にはスマートフォンがあり、映画も動画も音楽も、これ一つで楽しめるようになった。

 

路上ミュージシャンや大道芸などを見る時も、snsと紐付けをして活動している人が多い。

 

友達が貸してくれたCDや、知恵比べのために見まくったDVDと映画など、もうエヴァーグリーンな感じになって来ていると思うと、まぁそれなりに歳を取ったなと感じる。

 

(ただ本は絶対紙が良くて、本屋通いは週一で続けている。)

 

 

従来の作品の価値から考えて、今はほぼ無料で様々な作品を見たい時に手元で見られることが当たり前になった。

 

01のマシン語が身体に入る日も遠くないだろう。もしくは01のマシン語の世界に我々が入るのか。

 

どんどん便利になって行く。それが当たり前になって行く。

 

意識してぼーっと出来る時間が、何かを甘受している時より落ち着くなんて、私は寂しい人間になったのだなと思っている。

 

今週末、弾き語りライブします。赤い風船は渡せないですが、赤いギターを担いでお待ちしております。

 

2024.3.29(金)
東高円寺U.F.O CLUB
op:18:30
st:19:00
¥2500+1oder

 

トップバッター19時から演奏です。是非。

 

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友達とお風呂に行くこと

どうも。こんばんはです。

 

久しぶりにこの時間に横になれて嬉しい反面、まだまだ今日が終わってほしくない気持ちがせめぎ合っている状態で、ブログ書いてます。

 

今日は一緒にバンドしたり音楽を作っている、細貝さんとサウナに行きました。

 

細貝さんとサウナに行き始めたのは、コロナ禍、フラワー・ピリオドのレコーディング前くらいからでした。

 

地元にいた時は先輩としょっちゅう行っていたけど、今の家の近くにはサウナがなく、第一に「せっかくサウナ行くのにまた電車に乗りたくない」が勝ってしまっていて、足が遠のいていました。

 

友達とお風呂に入る行為がとても好きです。

飲みに行くなら、銭湯行ったほうが仲良くなれる気がしています。

 

めっきり家ではテレビを見なくなったため、サウナでしか見る機会がない。

テレビでは同じことを分数キッチリに繰り返している。

世の中の「議論」のイメージをそのまま操り人形のように繰り返している。

 

小さい頃は家でテレビを見る習慣がなく、学校での話題についていけなかったことが、しばしばあった。

その時は、親を憎んだが、今となっては親に与えられた、現代向きの教育だったのかな?とも思う。(テレビは1日30分までと決まっていた。後々そのルールは、私の暴風警報のような思春期によって壊された)

 

自分の考察としては、平日の昼間のTVは全国のサウナによって、視聴率が維持されていると考えている。

 

えーっと、極論でしたね。

 

明日?というか今日(2/9(金))は新宿カールモールのバータイムです。

毎回毎回ゆるりゆるりと時間を過ごせますので、足を運びにいらしては??

 

18:30オープンです。

チャージ¥600とドリンクの注文をよろしく。

 

 

そしてそして!

明後日(2/10(土))は永福町22cafeで弾き語りライブ!

 

エントランスフリーなので、飲み物や食べ物を楽しみながらライブが見られます。

 

食事の付け合わせに相応しい曲は一曲もないですが…(おかずあげるよって曲があるんですが、やったら露骨かな…)、全力で来られた方々に楽しんでもらえるように、準備します。

 

共演はれいこさん

2016年くらいに会ったっけな??

古い付き合いの方でして、れいこさんのライブも楽しみです。

 

ツーマンたっぷり40分いただきました。

 

19:00より永福町22cafe、お待ちしております!

 

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一応、明日が旧暦でいうと大晦日、明後日がお正月です。

 

こんな日に街に出て、好きな事が出来るなんて幸せね!

 

何が言いたかったって、お風呂もライブハウスも同じくらい好きでワクワクするってことね!

 

へばへば、まんつでござぁましょう!どうぞご達者で!

 

 

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繰り返される夢、繰り返す現実

どうも。

こんばんは。めっきり寒いand相変わらずの夜中の更新。

 

今回はスマホでぽちぽち。このまま眠るのはもったいないと思っているところです。

 

なんせ、根っからの夜型なので、この時間の方が頭冴えるんですよね。

(AM2:00からあからさまに…丑三つ時とはよく言ったものです)

 

職場の人で、「人生で午後まで寝たことがない」という、衝撃的な人物に会い、余計に尊敬の念が湧くのでした。いまだにちょっと強がりなんじゃないかと疑いもありつつ…

 

 

 

小さい頃に、何度も同じ夢を見ました。

色々な乗り物に乗って、すごい速さで重力に引っ張り込まれていく夢で、それがジェットコースターだったり、自転車だったり、スケートボードだったり…

降りようと思っても降りられないのです。

ジェットコースターには、シートベルトがあるし、自分で手を離せばいい乗り物も、真っ黒な塊の引力に引き込まれていると気がつくと、身体が引っ付いてしまって動けなくなる。

 

その夢を見た朝は、パジャマも布団もびしょびしょになるくらい汗をかいていて、めちゃくちゃぐったりしてしまいます。

 

ある時、怖いなと思いながらも、重力の塊の中に入っていこうと思って、怖がらずに中に入ってみました。すると、自分をコマ送りにしているようなフィルムが、ぐるぐると続いていて、その先にもまた重力があって、起きたら気持ち悪くて吐いていました。

 

怖い夢を見たから学校へ行きたくないと言うと、「熱がないなら行きなさい」とだけ言われるのも分かっていたので、とりあえず家を出ますが、気持ちは学校どころではないので、公園でぼーっとしてたり、いつも行けないドブの先が、どうなってるか知りたくて行ってみたり。

 

そんなことを繰り返していると、親にチクりが入り、家でメタクソに殴られて、またその夜、重力の元へ連れて行かれてしまうのです。

 

高熱が出る前や、嫌なことがあると必ずと言っていいほど見ていました。

 

夢ってなんなんだろう?

あの重力は一体なんなんだろう?

宇宙ってなんなんだろう?

 

何歳だか忘れたけど、クリスマス、知り合いの牧師の家でミサをやるとの事で、親に連れて行かれました。

牧師って神の使いでしょ?だから、そう言う事も知っているんでしょ?と思い、質問しましたが、思ったような答えが返ってこず、小学生の脳裏には、キリストのエグい磔の絵だけが残りました。

 

でも、この経験は僕にとって、とても大きなクエスチョンマークでした。

フォレスト・ガンプの背骨がクエスチョンマークであったように、この疑問もまた、人生を展開していく、大きな疑問の一つであったのです。

 

小学生ながらに、宗教じみた言葉をどんどん覚えて行きました。

 

そんな中、ヒソヒソと、「私の家はこういう宗教に入ってるんだよ。だから、拓人くんとはもう一緒に帰れないよ。」と言われてしまいました。

 

「じゃあ、君は一緒に帰りたくないって事?それじゃしょうがないね」

 

「そうじゃないの、お母さんに言われたの」

 

「お家まで行ってお母さんに謝るよ」

 

と言って家の前まで行くと、母親は引き攣った笑顔でそそくさと中へ引き返していかれました。

 

親と友達の間に挟まった子は、申し訳なさそうに、家の中から、旅のしおりのような冊子を持ってきてくれて、それを一緒に読みましたが、全く分かりませんでした。

 

その友達とは、家の近くになったら、別の道を行く方法を編み出し、そのあとも一緒に帰っていました。

 

どうしてこういうことが起こるのだろう?

 

高校の修学旅行は函館でした。函館には教会がたくさんあり、回る事になっていました。

僕は古い教会が大好きだったので、ワクワクして中に入ろうとすると、一緒にいた友達が、「気分が悪いから、外で待っている」と言いました。

「そっか!じゃあ、中の写真いっぱい撮ってくるね!」と言って、たくさん写真を撮りました。

 

外でその子に写真を見せると、凄く真剣な顔をして、

 

「実はこういう家の決まりがあるから、写真も見ちゃいけないんだ」

 

と言われました。

 

その友達はかなりのワルで、車も運転出来たし、ダンスも上手でした。

 

今まで一緒にたくさん悪い事してきたのに、こんな綺麗な教会に、入る事も見る事も出来ないのだろう?

僕の背骨はどんどん曲がって行き、右肩がいつも凝ってしまい、頭痛も酷くなりました。

 

牧師でも答えられない、学校の先生なんて論外、大人達は平然と何も知らない事に気がつき始めた時、ちょうど二十歳の春でした。

 

僕は、死の淵を彷徨う事になりました。

こんなにどうでもいい事はたくさん覚えているのに、その時の記憶は全くなく、気が付いたらまた右肩と頭痛に戻ってきました。

 

思い返せば、その時から黒くて重い、重力の塊の夢を見なくなったかもしれません。

 

長々とぽちぽちしてたら、宵を越しそうですね。

ここまで読めた人は、文字数で言うと、人間失格と同じくらいの文字数を読んだ事になります。

 

いやぁ、太宰さん、恐ろしい作家です。

 

私は音楽家ですので、こちらをどうぞ。

 

アルバム

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シングル

https://linkco.re/40Tvmvt9

 

 

サンキュー!お腹すいた!寝る!

 

お久しぶりです

どうも。

生形拓人です。

 

ブログ、久しぶりの投稿になってしまいました。

気がつけばこのブログを開設してから早9年程になりました。

 

音楽活動開始と共に書き始めたこのブログ。かなりの不定期更新にも関わらず、見てくれてありがとうございます!

 

今年こそは定期更新……(毎年言ってる)

 

もう2024年。時間が過ぎるのはあっという間ですね。

 

カーテンの隙間から、とてもか細い三日月が朝焼けに浮かんでいるのが見えます。

 

一昨日くらいから本格的に冷え込んできていて、僕の身体も一段と固く強張っているように感じます。

 

毎日毎日、いろいろな事が次々と起こって、目まぐるしい年明けです。

 

どうか今日こそ平和な一日でありますようにとどれだけ思っていても、そうは問屋が卸さない。

 

それでも願うことと、自分に課された目の前の事をやることくらいしか、僕にできることはありません。

 

今年の予定はまだ白紙ですが、今年も今年とて、2月あたりからまた色々と決まり出す気がしています。

 

初ライブはいつになるかなぁ。

お楽しみに!

また決まったらお知らせするので、気にしていただければ幸いです。

 

周りの環境もどんどん変わって来ているので、一つ一つ、歌える機会を大切にしながら、大事に毎日を過ごしていけたらと思います。

 

まぁ、今までもそうだったけどね!

 

どこかで会えたら嬉しいです。

 

僕たちの作った音楽が、今日もどこかで誰かに届いてくれますように!

 

今年もよろしくね!

 

p.s

さっきまで暗かった空は、もう明るくなりました…三日月、探してみてね!めっちゃ細いよー。

 

「フラワー・ピリオド」

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「花の子ら」

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「towel」

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こんばんみの5月活動報告

お疲れ様です。

生形でございます。

 

一瞬の夏の匂いはどこへやら、梅雨前線が台風を連れて来ようとしております。

 

何年か前、沖縄で二週間くらい過ごした時に、大きい台風が直撃している最中、私は39度の熱を出しました。台風も来るので、病院もやってないし、なんなら保険証忘れてて、まともに受診できるのか分からないまま過ごしていた夜を思い出します。

 

本場の台風は違うぞ……

沖縄の人たちは強いから大丈夫だろうけど、弱々なないちゃーが行くと高熱出す可能性あるからね…??

 

注*その時沖縄ではインフルエンザが流行っていました

 

 

さてさて、5月はライブを2本やりました。

どちらもバンドセットで、みんなで元気に演奏する事が出来ました。

 

U.F.OではU.F.Oの音が出せたし、試聴室では試聴室の音が出せた。

 

U.F.Oでのライブは久しぶりテンション上がりすぎて、ステージ降りた後、フラフラしてしまった…

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(ラッコさん、いい写真ありがとう)

 

 

1日空けて神保町試聴室は音も演奏も落ち着いていた。

会場の作り、雰囲気も相まって、レコーディングをしている時に近い感覚。

「これが見た人の思い出になっていくのか…」と思いながら演奏していた。

 

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呼んでくれたフライダース佐藤くん、ありがとう。

 

 

 

6月一杯はお休みしながらdemo作ったり、詩の断片がたくさん溜まっているので、そいつらも整理しながら、日々の生活を送ろうと思います。

 

人には人の乳酸菌。これって誰かの乳酸菌をちゃんと使ってくれてるんですか?だとしたら、僕も誠意を持って飲まないといけないですね。お名前と一筆添えたいので住所も頂けると…

 

じゃなくて、人には人のペースがあるし、バイブスなんか全然違うし、見てくれとか、肩書きとか、着てる服なんかじゃ誤魔化せない、素敵な人がたくさんいるし、同じかそれ以上に悪い人たちもたくさんいるからね…!

 

自分のペース大事にするのが、元気の秘訣なのかも…!

 

お互いのペースでゆっくり来ましょう!

本当は一緒に走りたいけどね!

 

6月もぼちぼち更新しようと思います。

ごきげんよう

海が見たい

こんばんは。

生形です。

 

GW、いかがお過ごしでしょうか??

 

私目は普段と変わらず、明け方に眠り、昼過ぎに起きて仕事に行く毎日でございます。

 

ちょうど一年前のブログで自分にとって人生で一番大きな出来事について書きました。

 

あれからもう一年…

 

なんて事のない、誰にも見られないようなブログでも、書いてみる事で色々自分の中に変化を感じています。

 

 

自分の精神活動や心理など、説明なんて付いてたまるかと思う反面、否が応なしに体調の波は激しいし、身体が動かなかったり、ご飯が食べられなくなったり、眠れなくなったりするのは何故だろうと、自分だけでなく、家族や友達とも悶々とした日々を送っていました。

 

 

最近は自分の謎を解き明かしつつあり、体調の波とも上手に付き合えるようになってきました。

 

自分の命と折り合いをつけるのに、足掛け30年以上費やした事になります。

 

その活動の中で、ある種の必然性を持って音楽を作るようになり、関わる人がちょっとずつ増えていく中で、様々な気づきを得る事が出来ました。

 

 

 

鬱や、精神病というと大きく括りすぎではありますが、自分の謎と向き合う事で、ある種の生きづらさや、希死念慮みたいなものの正体を掴みつつあるように思います。

 

 

僕が鬱になる時の感覚として、「見えているものが正しく見えすぎている」という事があると思います。

僕は音楽が好きなので、そういう時に音楽を聞くと、めちゃくちゃよく聞こえます。

 

元気な時は、脳みそや身体、体力に余裕があり、ある種の自分にとって都合のいい妄想の中で過ごしているのだと思います。

 

 

でも、それはあまりに脆いもので、ふとした音楽や風景、誰かの一言でがらがらと崩れます。

 

強烈な自己否定が繰り返し起こる中で、コンパスを正しい位置に戻す作業をする時、僕は鬱状態になります。

 

 

もっというとその都合のいい妄想も、結局は自分の中から目を逸らすため、本当の自分の気持ちに蓋をしながら、楽しいなどと言っている為、その蓋が壊れてしまった時に鬱になるとも言えます。

 

 

自分の本当の気持ちとはなんぞやと言いますと、それは普段使っている言葉や思考では捉えようのない、形容し難いが角して圧倒的な意志力を持った、一種のエネルギーみたいなものだと仮定します。

 

去年、あのブログを書いたあと、猛烈な鬱状態に襲われ、3日間食うことも寝ることも出来なくなり、アメーバのように横たわっていました。

 

排泄物が自分の中になくなったのを感じて、いよいよ、気を許したら消えてしまうなと思った時に、一つのイメージが鮮烈に見えました。

 

それは真っ黒の心臓です。

弁がぱかぱか、開いたり閉じたりしていて、そこから黒い煙?というか液体?みたいなものが、ぱふぱふ出ていました。

 

弁をよく見ると、もう腐っていて、かろうじてそれに付いている状態でした。

 

どうせ死ぬならと思い、イメージの中でその弁を引きちぎった瞬間、黒い煙がすごい勢いで吹き出して、目の前も真っ暗になりました。

 

ずっとそれを見ていると煙が晴れていき、半透明でピンク色の心臓が見えてきました。

 

(なぜここまで話せるかというと、今でもすぐにそのイメージを思い出せるからです)

 

まだ残り香があり、煙を吐き出していますが、先ほどの真っ黒よりも、見通しが良いです。

 

そして、声が聞こえました。ここで言われた言葉はまだみんなには話せないけど、

 

(ここまで話しておいてなんですが、自分にとって大切な言葉なので、ここでは控えます)

 

でも、なんとなく、じゃあどうする?的な事です。

 

すぐにコンビニに行って片っ端からご飯を買い、びっくりするくらいお腹いっぱいになったところで、一緒に住んでいる彼女にそのイメージと言葉を伝えました。

 

彼女はなんのこっちゃ分からないけど、分かるような…でも、それ以上に僕に対しての憤りを強く感じました。

 

そりゃそうです。大の大人が三日間、勝手に落ち込んでいて、急に喋り始めたと思ったらそんな話なんだから。

 

辱い…(彼女には頭が上がりません)

 

それからというもの、常々そのイメージを引っ張り出して、今の状態をすぐ確認出来るようになりました。

 

ちょっと息苦しくなったら、そのイメージを出して、煙を吐き出させてやるのです。

 

 

そんなこんなしてる間に、自分はライブをやったり、仕事をしたり、友達と話したり出来るようになったのです。

 

もうあれから一年経ったと思うと、とても早かったように感じます。でも、ただ早いだけじゃなくて、密度が濃くなった気がします。

 

今まではただ来たものをこなしているだけで精一杯だった日々に、ちょっとずつ、自分なりに隙間を作り、そこを好きなものや、時間で埋めるのが上手になった気がします。

 

長い間、疑うことをエネルギーに疑い続け、自分の首を絞めていた張本人は自分であったと、心から認める事ができます。

 

もちろん、今、その渦中にいる方には最終的にはお前次第なんだと、バカな人たちが言っているようなことは言えませんが、絶対どこかで必ず、それに終止符を打ってもいいかな?と思えるようになります。

 

ちなみに僕は唄うたいなので、そこに終止符を打つつもりはありません。これからも、この意識がこの身体に留まり続ける限り、一生苦しんでいく事でしょう。

 

でも、手元にはいつも句読点があります。

 

月並みに、いつ死んでもいいと思っていますが、それにより、まだ死ねないな…みたいな気持ちを同居させやすくなり、そこで、初めて目の前の景色が輝く事を知りました。

 

Today is good day to die.

 

これはアメリカンインディアンの言葉で、今の僕にとって、めちゃくちゃ大事にしている一つの指針です。

 

それからECDのRESTで歌われている、「shindoi n dattara ikkai yasundero.nansai ni natatte yarinaoshi ha dekiru.genkai ni nanka chousen sinakuteii.bankai dekiru tairyoku dake nokositoke.」

 

これもいつでも休んでいいと自分に言い聞かせるために、必要な唄です。

 

 

それでもやっぱりライフはハードだし、たまに息継ぎ忘れちゃう事もあるけど、そういう時は一歩立ち止まって、自分を観察してみる。

 

そこに音楽があったり、芸術があったり、映画があったり、自然があったり、食事があったり、仲良い人が居たり…

 

どこから来た、ミトコンドリア

 

そしてどこへ行くのだろう。

 

どこかで会ったらまた話せたらいいですね。ひとまず、僕は唄を作っていこうと思います。

 

ライブ、見に来て欲しいです!

 

2023.5.25(木)@東高円寺U.F.O.CLUB

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20:20〜演奏。新曲やります。

 

2023.5.27(土)@神保町試聴室

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18:30〜演奏。45分ステージです。

 

 

 

 

どちらもバンドセットでの演奏です。

これを終えたらいよいよ、レコーディング、新作もお楽しみに!

 

今の最新作はこれ!聞いてない人も、聞いた人ももう一度、ぜひ!

https://linkco.re/9Rne2pa0

 

長くなりましたが、ここまで付き合ってくれてありがとうございました。

僕はあなたに興味があります。

 

きっと会いましょう♪

 

では……!

いろんなとこで桜をたくさん見ました。

こんにちは。

4月、始まりましたね。

 

今日は一日お休みで、病院と整体に行ってきます。

道すがら、ブログを書いています。

 

今日入学式だったのかなぁー?という人たちもちらほらと見かけます。

新宿を歩けば、まだ新しいスーツの人たちもたくさん居ました。

 

自分の入学式のことを思い返してみましょう。

 

小学生になる時、中学生になる時、とてもドキドキしたのを覚えてます。不安と期待とはまさにこの感情だなぁと思います。

学校は好きじゃなかったけど、、「環境が変われば何か変わるかも」と淡い期待を持っていたのを覚えています。

 

きっと、さっきすれ違った女の子もそんな感じだったんだろうなぁ…

 

少しだけ大きめに作った制服に袖を通した時の気持ち…ちゃんと思い出せないな。

僕は中学入学の時、147cmくらいで前から3番目くらいの小ささだった。

先輩がかっこよく見えたのは、先輩のやってることじゃなくて、ただ単に制服がジャストサイズだったからなのかもしれない。

 

そういう式やらかしこまった場所で、大人たちは思い思いのオシャレをしていたのを覚えている。

女の人はお化粧して、お化けみたいに見えて怖かったし、男の人はいつもより少しいいスーツを着せられて、髪型もそれなりに見えるように、ネクタイは趣味の悪いものを付けて、漫才でもやるのかな?と思っていた。

 

思えば、相性の合っていた数少ない先生達は、普段とフォーマルな服装で、あまり違いがなかったのかもしれないなぁ。

 

中学3年生の担任の先生が、たまにスーツ着ているのを見る度に、「この人の前ではちゃんとしてよう」と思っていたのを覚えている。

 

かっこいい人は何着てもカッコよくなっちゃうんだろうね…。

 

見てくれでは騙しきれない、その人のキャラクターみたいなのがあると思う。

 

大人になり、少し勉強しているとソシュールの「記号論」に出会うことになり、その時感じていた違和感やかっこよさみたいなものに、説明がついた気がして、スッキリしたっけな…!

 

内面と外面は、表裏で、服装一つ取っても、その人の思想感や考え方みたいなのがしっかりと見えてくる。

 

like a Conan Doyle.

 

i'm Sherlock Holmes.

 

江戸川コナン

 

街は人が多すぎて辟易するけど、きっとみんなもそうなんだろうなぁと思って、なんとなく納得している……。

 

まぁ、嫌な奴は嫌だけどね!

 

次のライブ!

 

2023年4月10日(月)
下北沢THREE
" 健やか "
open 19:00 / start 19:30
charge¥2000+1d

ふるかわののこ
モテギスミス
生形拓人

 

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はじめちゃんうどん、めちゃくちゃうまいし、共演もみんな素敵だからおすすめ!

会えたら嬉しいです。

 

5月にはバンドセットのライブが2本決まってます。

もうそろそろ詳細で揃うはず…!

楽しみだなぁー!!

 

 

ではでは。